【2019.1.21放送】『クリード炎の宿敵』をもっと楽しむための課題映画8選!

【2019.1.21放送】『クリード炎の宿敵』をもっと楽しむための課題映画8選!

宇多丸:
先週金曜日のムービーウォッチメンで扱った、あの歴史的大傑作『クリード チャンプを継ぐ男』(2015年)の続編、『クリード 炎の宿敵』!この映画をもっと楽しむための作品を紹介します。

さあ、ということで宇内さん。宇内さんは『クリード』とか『ロッキー』シリーズってご覧になってないですか?

宇内梨沙アナ:
宇多丸さんが『クリード チャンプを継ぐ男』を大絶賛だったんで、こちらはもちろん観ました。

宇多丸:
あ、観ましたか!観ていただけましたか。

宇内梨沙アナ:
素晴らしい作品でした。

宇多丸:
そして今回の『クリード』はその続編ということで。

宇内梨沙アナ:
続編はまだ観ていないですけども。

宇多丸:
いや、素晴らしい。模範生徒でございます。ということで、『クリード チャンプを継ぐ男』(2015年)、これは要するに、今回の『クリード 炎の宿敵』で戦うことになるドラゴという、旧ソ連のボクサー、今回はその息子のヴィクターとアドニス・クリードが戦うことになるんですけど、まさにその親世代。ドルフ・ラングレン演じるドラゴというソ連のボクサーとアポロ・クリードというアドニス・クリードのお父さんが試合をして、まあ不幸にもそのアポロが命を落としてしまうというくだりが描かれる『ロッキー4』のエピソードを元にしている、というのがありますね。

なので、もちろん今回『炎の宿敵』を十全に楽しむためには、たぶんこの『クリード 炎の宿敵』だけを観ても…『ロッキー4』は観ていなくても、「ああ、こういうことだな」っていうのはわかるようには作ってあります。あるんですけど、ここはやっぱり『ロッキー4』はぜひ観ておいていただくと、もちろん十全に楽しめることは間違いないですね。『ロッキー4』は、『ロッキー』シリーズの中でも、ある意味いちばん、大味っていうか。いちばんバカ方向に振れた一作でもあるんですよ。

今回の『クリード 炎の宿敵』は、本当にきめ細かい人間ドラマっていうのがベースになっていますけど、こっち(『ロッキー4』)のほうは、本当に米ソの冷戦、核戦争の危機なんかもリアルにある時期に、アメリカから見た旧ソ連っていうのを、ものすごく悪意と偏見をもってイメージした(笑)、それを人格化したようなキャラクターがドラゴなので。マンガっぽいっちゃあマンガっぽいんですけど、まさにそのあのマンガっぽい最強モンスターキャラクターだったドラゴが、33年を経てもうパッと出てきた瞬間に、「だよね。あそこから33年…」っていう、その重みもより…。

宇内梨沙アナ:
『ロッキー4』を知っている方からすると。

宇多丸:
そう。もっと、その『ロッキー4』の軽みというか、あの作品としてのバカっぽさが、より大きな落差となってドスンと来る、というのもありますし。あと今回、僕は評の中でも言いましたけども、今回の『クリード 炎の宿敵』が踏まえているのは『ロッキー4』だけじゃなくて、なんなら『ロッキー』一作目以降の、『ロッキー2』から『ロッキー ザ・ファイナル』まで、そのロッキーというシルベスター・スタローンが演じるキャラクターが直面する葛藤とか成長の、いろんな要素が全部入っている。総ざらいする。

それを全部辿った挙げ句、ある意味ロッキーが今回<物語>から解放され、そしてアドニス・クリードの時代に本格的になっていく。そういう話にもなっているので、これ、みなさん。U-NEXTでいままで挙げた『クリード』、そして『ロッキー』シリーズ全6作、全部観ることができますので!これはぜひぜひご覧いただきたい!というあたりでございます。

さらに、たとえば『ロッキー』の一作目を監督したジョン・G・アヴィルドセンという監督がいますけども、そのジョン・G・アヴィルドセンが『ロッキー』に続いて飛ばしたヒットシリーズ。これも80年代を代表するスポーツ映画というかスポ根映画というか、大傑作『ベスト・キッド』というものがあります。これも私、評の中で触れていますけども。U-NEXTで『ベスト・キッド』も観ることができます。ミヤギさんというこの日系アメリカ人の名キャラクターを生んだ作品ですよ。宇内さん、これもぜひ。めちゃめちゃ面白いんで、『ベスト・キッド』もご覧いただきたいですし。

あと、やっぱり今回は誰が持っていくかって、ドルフ・ラングレンなわけですよ。ドラゴという、かつてはモンスター級の、国家の威信を背負って戦ったそのボクサーが33年後にどうなっていたのか?それを演じたこのドルフ・ラングレンの味わい深さっていうのがあるわけですけども。

そのドルフ・ラングレン、ずっとB級ジャンル映画というか、SFとかそういうのに出ていたんですけど、スタローンがフックアップして『エクスペンダブルズ』という、要するに80年代の筋肉アクションスター大集合、仲間大集合だ!みたいな、そういうのを作ったんですけど、そのメンツの、ある意味スタローン抜き…スタローン抜き『エクスペンダブルズ』的な作品。これ、ジャン=クロード・ヴァン・ダムとドルフ・ラングレンの二大主演。これは三角絞めさんが大好物のはず、というね(笑)、『スティール・サンダー』という2017年のアメリカの作品。こちらもなんとU-NEXTに入っていますので。これ、三角絞めさんのブログでは70点!(笑)なんとも言い難い点数がついている。

ということで、ぜひぜひみなさん、ご覧くださいませ。

宇多丸:
だから宇内さん、『クリード』は見ていただいたんだったら、もちろん今度の『クリード2』も見ていただきたいですし、普通に『ロッキー』一作目とか本当に、胸に染みる素敵な作品なので。

宇内梨沙:
作品が長いのってね、なんか手を出すのが…腰が上がらない。

宇多丸:
あのね、腰が上がらない人はね、(小声で)全部見ることはない…。

宇内梨沙アナ:
(小声で)どこから行けばいいですか?

宇多丸:
(小声で)一作目。

宇内梨沙アナ:
(小声で)一作目?

宇多丸:
(小声で)ぶっちゃけ、一作目だけでいい…。

宇内梨沙アナ:
(小声で)わかりました。じゃあまず一作目。

宇多丸:
(小声で)『ロッキー4』はね、ぶっちゃけ予告だけでも…。

宇内梨沙アナ:
フハハハハハハッ!

宇多丸:
これ、オレの持論(笑)。ということでぜひお試しください。そして今週金曜夜6時半からのムービーウォッチメンは『蜘蛛の巣を払う女』。リスベット・シリーズの最新作です。

■宇多丸推薦! 『クリード 炎の宿敵』の次(もしくは前)にU-NEXTで観るべき映画
  • 『ロッキー』ジョン・G・アヴィルドセン監督/1976年
  • 『ロッキー2』シルヴェスター・スタローン監督/1979年
  • 『ロッキー3』シルヴェスター・スタローン監督/1982年
  • 『ロッキー4/炎の友情』シルヴェスター・スタローン監督/1985年
  • 『ロッキー5/最後のドラマ』ジョン・G・アヴィルドセン監督/1990年
  • 『ロッキー・ザ・ファイナル』シルヴェスター・スタローン監督/2006年
  • 『ベスト・キッド』ジョン・G・アヴィルドセン監督/1984年
  • 『スティール・サンダー』パシャ・パトリッキ監督/2017年

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